エビスさん
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「恵比寿・大黒」とならび称され、鯛を持ってニコニコ顔の恵比寿さんですが、「因幡の白ウサギ」の大黒さんと比べるともう一つエピソードに欠けているようです。私の故郷の言い伝えによると、夜な夜な丸木舟で入江の対岸の女性のもとに通って、一番鶏が鳴くとまた帰っていたそうです。ある日、その一番鶏が鳴かなったか、遅い時間だったのか、とにかく慌てたえびすさんは、大急ぎで舟で帰途につきました。慌てたせいでオールを流してしまし、仕方なく足でこいでいました。そこへサメが出てきて、足をガブっとやられ、そのせいで亡くなったということです。土地の人がそれを悼んで神社を建てて、のちに官幣中社になりました。子供向けの絵本に夜這いの話しはさすがに無理がありますよね。