迪宮(みちのみや)さんのこと
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祖母が認知症の進行で入院していた時のこと。天皇陛下崩御の数日後、見舞いに行きました。一緒だった叔母たちが「天皇陛下が亡くなったよ」と言うと、「みちの宮さんはかわいそうなことだった」と答えました。その意味を叔母たちには分からなかったので、「陛下の幼名」と解説しました。皇太子殿下を「浩宮様」と言うのとやや似ているかなと思います。在位の短かった大正天皇の思い出として、小学生だった父は、病気平癒の祈願で12月の寒い時期にみそぎをやったのを話していました。母校の校歌にも、「日嗣の皇子」という文言がありました。大正天皇が皇太子のとき行啓の宿舎になったことに由来するものです。