テレビが出始めたころ、昼間は老人たち(明治20年前後生まれ)が相撲をよく見ていました。一緒に見ながら、よもやま話を聞く機会がありました。彼らの親世代(旧幕時代生まれ)から聞いたと思われる話です。街道の松並木の枝打ちを総出でやったこと(錦旗にかからないように)。最初のころは、「明治」ではなく「明次」と書付けている人があったこと。音だけで判断したからでしょうか。戸籍制度のない時代、亡くなった日は、寺の過去帳で把握できますが、生年月日は土地の神社で書付をもらっていたこと。その木札を見たことがあります。