銃後の守り
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昭和19年に補充兵の受け取りに内地に帰ってきた陸軍軍曹の話。少し時間ができたので、街中に出てみる。ダラ~としている感じで、戦地とのギャップが。けしからんと感じる。この人、私が知っている頃は「朝日ジャーナル」や「世界」を定期購読していました。補充兵の名簿を見ると、歳のいったものばかり。あれこれ考えて歩いていると、将校に呼び止められる。敬礼をしなかったということ。見ると平時の軍服・軍帽。こちらは武装こそしていないが、外見も内面も戦闘モード。むかっとして、このだらけた雰囲気はなんだと逆襲する。野次馬も集まってきて、将校は退散。自分もあとで何かあれば大変だとひやひやものだったという話でした。