給食のなかった小学生の頃、年に数回、学校に米を持ち寄って調理してもらうことがありました。下駄箱のところに一斗缶を置いて、登校時に一合ずつ米を入れるというもの。私はそばで見張り役。下校時に先生から「麦が入っていた」とお叱りの言葉。先生も皆の前で犯人捜しはやらず、私にも深く追求はなし。今ではその事情は分かります。実は、もう少し追求されていれば、「誰か」を言ったかも。缶に移した後、急いでかき混ぜていた女生徒がいました。中を確認はしませんでしたが。わが家もずっと麦入りでした。ジイさんの「脚気予防だ」の一言で決まりでした。その時は、よそ行きですから米だけでしたが。